2010年2月24日水曜日

Unknown

2009*ふわふわ

ふわふわと歩く二人は夫婦より幼い兄と妹のよう(イマイ)
こんな夫婦に憧れます。

好きすぎたわたしは強く抱きすぎたもうふわふわはふわふわじゃない(岡本雅哉)
あまりにも意図的な歌いだしにやられました。

ふわふわと昨日の君を思い出す心優しい生理二日目(ひろうたあいこ)
なんてうらやましい。

ふわふわと甘いあいづち打つあの子だまらせたくてムカデの話(ぱぴこ)
素通りできませんでした。これも女子。

右上に傾きし黒板のWill気怠き発音ふわふわな午後(桑原憂太郎)
ふわふわした感想で申し訳ないですが、雰囲気が好き。



011:青(藤野唯)

誰のためでもない空は青くってふたりは今日もふたり語を話す

010:かけら(藤野唯)

持ち寄って手をつなぎました 他の誰かの幸せを祈ったかけら

2010年2月22日月曜日

2009観賞 008

008*飾

飾られたプリン崩していく きみとなるべく同じはやさ保って(柚木 良)
飾られたプリンは、パフェかなあ。同じはやさを保つ、私もそんなふうに追うばかり。

蜜を吸う生き物死ねばしばらくは髪飾りとして風にふるえる(我妻俊樹)
蝶でしょうか。ふるえる、が透明ではかない。

あなたから秘密を打ち明けられるようひだりの耳を飾る小春日(わたつみいさな)
打ち明けられたい!これ好きだなあ。

ひとつずつ似合わぬものを除いたら飾るものなどなにもなかった(青野ことり)
自分に似合うものを知っている人はほんとうにうらやましい。

クリスマスツリーに真綿を飾るよに十七歳はブランコに乗る(みずたまり)
当たり前の関係だったんですね。大人も乗るブランコって不思議な遊具。

爪飾る女が愛想笑いする春はどこかでビルが壊れる(たかし)
春はビルの壊れる季節ですね。単純に不思議で引き込まれました。

好きだった 髪に絡まる雨粒を紡ぐちいさな手のようこさん(加藤サイ)
こんな視点で恋されてみたい。

騙し合いここまで来たね今晩は飾り気のない言葉で攻めて(こゆり)
直球な言葉がいちばん胸にくるのです。

飾らない君が好きだと言ったのは全裸ってことじゃないんでよろしく(田中ましろ)
006では脱がしてたのにー。


009:菜(藤野唯)

あなたとの子供をいつか産むのだと気付かされ摂る多めの野菜

Unknown

心が折れていましたが(笑)、やっぱり完走できなかった題詠のような罪悪感があって、2010の走り出しと共にまたぽつぽつといきたいです。
イマイさんの観賞スタートにも触発されました(って素直に言います今年のテーマは素直って今決めたので)。

また止まるかもしれないですが。。。もうすこし頑張ろう



006*水玉

街中が動物園になったやう水玉模様のスカートあふれ(梅田啓子)
水玉の勢いというか、元気さが出てて面白いなあと思いました。

キミにだけわかる合図の水玉のネクタイ巻いて行くスキー場(わだたかし)
スキー場が意外!これ好きです。

彼史上最強だった悪趣味な水玉模様のシャツさえ愛す(ひぐらしひなつ)
思い浮かべて笑ってしまった。かわいい。

模範しか近づき方を知らなくてあの子と同じ水玉模様(ぱぴこ)
よくわかる気がします。

いいことを言わないように気をつける父水玉の似合わない人(兵庫ユカ)
いいことを言わないように気をつける、というのがなんだか気になりました。

水玉の似合わぬ歳になってなお運命じゃないことは淋しい(若崎しおり)
この淋しさに引き込まれました。

目の前に飛び込んできた水玉はうつくしかったけれど脱がした(田中ましろ)
素直すぎて笑ってしまった。



007*ランチ

「ただいま」と声かけ流しに娘置く花びら入りのランチボックス(春待)
帰ってすぐに、お弁当箱出してー、ってよく母に言われたのを思い出しました。

飛び出した言葉を追ってはらはらとランチョンマットに落ちるパンくず(宮田ふゆこ)
どんな言葉が飛び出したんだろう。

なにごともなかったようなエビフライランチのエビが優しくて泣く(拓哉人形)
人ではなくてものに泣かされるってありますよね。

妻と子の写真見せられランチする珈琲カップふたつ寄り添う(nnote)
見せられ、に淋しさというかマイナスな感情を感じました。カップは寄り添えるのにね。

夜デート キャンセルのメール受け取って今日のランチを餃子に決める (のびのび)
なんという女子…素直で素敵。

ごめんねが言えないランチタイムにはチキンライスに白旗立てる(小林ちい)
数あるお子様ランチの歌の中で、いいなあと思った。



やってみればやっぱり面白いんですよね!
ただどうしても時間かかってしまう

008:南北(藤野唯)

南北へのびる国道を横切る 明日には帰るきみの手のひら