2011年5月10日火曜日

おすそわけ 第35回「夜」

魔法のかかった



イマイさんこんばんは。元気ですか。
髪を切ったんですね。
私もそろそろいつもの美容院に行って、いつものお兄さんとお話ししながら髪を切ったりしてもらいたいなあと思ってるところです。


今回の「夜」ですが、いろいろ考えてしまいました。
昼間は会社に行っているので、夜は自分の時間というイメージです。
今日帰ったらこれしよう、とか仕事の合間に考えたりします。
(TSUTAYAに寄るとかちまちま作業をするとか、他愛もないことなのですが)

中学校〜予備校生くらいのときは、寝る前に日記をつけていました。
もう寝るだけというときに、2階の寝室に上がって、テーブルの上に置いてある日記帳を開き、つらつらつらつらその日あったことや1日ためこんだ気持ちを書いていました。
当時はいわゆるシシュンキだったので、多い日は1〜2ページも書いていたと思います。
よくそんなに書くことがあったな…と今では思いますが、
同時にとてもいい時間だったと思いますし、
なくてはならない時間だったんだなあと思います。


大学のときは、よく(?)オールをしました。
どうせ部屋に帰ってもひとりだし、と、サークルの仲間とよく過ごしました。
ばかみたいに笑ったり、昼間の何倍も真面目に話したり、
居酒屋やカラオケのなかで朝をむかえたりしました。
私は大学の近くにアパートを借りていたので、
泊まりにきた仲間のうちのだれかとふたりで夜じゅう話したこともありました。

夜をひとつこえると、ふしぎな気分になります。
ああもう終わってしまうなとか、
長かったなあ帰って寝ようとか。
あんなことしゃべっちゃったなとか、
普段は聞けない相手の気持ちを聞けたなとか。
そのあと重い頭と体でむかえた朝はいつも、とてもまぶしかったです。


夜はなんだか別人みたいになるとか、
夜書いた手紙は朝に読み返せとかよく言いますが、
そういう魔法のかかった夜をいちばん濃く過ごしたのが大学時代でした。
なので大学の仲間には、良くも悪くも自分をさらけ出していたのだと思います。
今ではオールなんてほとんど出来ないので、あの時の魔法みたいなものがほんとにとけてしまった気分です。


ひるまには聞けない気持ちを聞いている とろんと分かつ秘密一滴(藤野唯)





今日はとても蒸し暑くて、今年も梅雨と、夏が来るのだなと思いました。


次回のお題は「ルール」です。
更新は約2週間後、イマイさんのブログで。

008:下手(藤野唯)

幸せになるのが下手ね まだ彼に後悔させたがってるなんて

2011年5月6日金曜日

007:耕(藤野唯)

丹念に耕されたわたしのうえであなたはいそぐように熟れてゆく