2009年10月22日木曜日

おすそわけ 第3回「煙草」

イマイさんへ。

こんばんは。
あらためて、このたびはおすそわけに乗ってくださってありがとうございます。
わたしもイマイさんとなら安心です。
どうぞゆっくりと、末永くよろしくお願いします。

鞄、読んだ日に、ああなんだかイマイさんに励まされてるみたいだなあと思ったら、ほんとうにそうだった(?)のでびっくりです。
ちょっと前にイマイさんに言ってもらった、
「信じられるのは自分と恋人」
という言葉はとても大切です。
これからも相談に乗ってください(笑)


さて、今回は少し短くなってしまったかもしれませんが、
煙草のお話をします。


煙草は周りに吸う人があまりいないので、あの煙とかは割と苦手なのだけど、
なぜかたまにあのにおいにほっとすることがあります。
疲れてる時に多い気がします。特にプラットホーム。
1日終えてすっかり疲れて、割と静かな夜のホームで電車を待っているとき。
夜と疲れがあいまってると(それってほとんどじゃないか)、私はなぜか泣きたくなったりしてくるのですが、そういうときに考え事とかするとぐるぐるしちゃって止まらない。
考えなくていいこととか大げさに物悲しく考えちゃって、
夜に書いた手紙は朝一度読み直せとか言いますよね。
そんなときに誰かが吸ってる煙草のにおいがしてくると、
ふっと現実に戻ってこれるのです。
変かな。
なぜだろう。たぶん煙草の煙って、とても人間くさいからかなと思います。
当たり前のことだけど、
ああ疲れてるの私だけじゃないなっていうことに気づけるというか。
まったく知らない、見かけた人たちに勝手に元気をもらうことって、たまにあるんです。カフェとか同じ車両とか。

居酒屋とかゲーセンの煙ではだめ。もちろん歩き煙草もだいきらい。
ほんのすこしぽっかりあいた穴に、
そっと少し遠くから流れ込んでくるのがいいのです。
煙なんかに、ぜいたくかもしれませんが。


気がついた時には向こうへ流れてる 煙のようなきみの感覚(藤野唯)

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